人生初ロスカット

下り最速

ブログを始めて約1週間経ちました。
まだまだナンピンの分析ができる環境は整っていないのですが、今回は読者の皆さんに急遽ご報告したいことができたので記事を書きます。

実はブログを始める2ヶ月ほど前から、私は検証した戦略が有効なのかを試すため裁量取引でナンピン戦略を実践していました。
システムはバックテストに基づいてルール化しており、最悪破産しないよう安全な設計をしていたつもりでした。

しかし昨日・・その口座が・・ロスカット・・・されました(嗚咽)

厳密には手動で損切りしたのですが、私の中ではほぼ同義なのでこのタイトルにします。
記憶が鮮明なうちに、いったい私に何が起こったのか(だからロスカットだって)記しておこうと思い今回筆を取りました。

崩壊の概要

まず、10/24にEURJPYをショートしたのが終りの始まりでした。

その1週間後、10/31に黒田日銀総裁が追加緩和を発表すると一気に円安が加速し、私のポジションは膨大な含み損を抱えることになりました。
ナンピンを繰り返すごとにレートは上昇、あわやロスカットというところまで追いつめられてしまいました。

途中でシステム設計に問題があったことも分かり、最終的には自らの誤りを認め損切りすることにしました。
確定損は-65万円、全体に対して51%の資金を失ったことになります。
それまで稼いできた17万円をすべて溶かし、元金100万円に対してネットの損失は-48万円という結果になりました。

完璧な誤算

FXでは2007年のチャイナショックから始まりリーマン、東日本大震災と経験してきましたが、ここまで徹底的に負けたのは初めてです。
正直ロスカットとは無縁の人生だと思っていました・・・どうやら少々相場というものを甘く見ていたようです。
ナンピン戦略の危険性も過小評価していました。

今回の事態は決して特殊な事例ではありません。
このような状況になった時はついつい相場環境(政府・中央銀行やヘッジファンド)のせいにしてしまいがちですが、同じようなことはこの先何度も繰り返されるでしょう。
完全に私の負けだと思います。

ここに自分の認識がいかに甘かったのか、また危険に遭遇して初めて分かったシステムの問題点を記しておきたいと思います。

私が犯したミスは主に次の4点です。

1.「最大含み損はこれからくる」という事態は想定していたが、想定以上にブレてしまった

バックテストでの最大DDは20万円でしたので、実に200%以上のブレが発生したことになります。
もはや想定外というレベルではありません、想定自体が間違えていたのです。

ナンピン戦略は損切りをしないため、一方向な相場に遭遇してしまうと積み増したポジション分損失がどんどん拡大していきます。
ナンピン回数が増えるほど含み損の拡大に弾みがつき、想定のナンピン回数を越えた後は指数関数的(イメージです)な拡大の仕方で損失が膨らんでいくのです。

最大DDは参考値にしかならず、想定外の相場では損失が急拡大してしまうことになります。

2.証拠金の増加を計算に入れていなかった

システムにも設計ミスがありました。

口座の最大レバレッジが25倍ですので、預け入れ金いっぱいまでDDを許容できる・・・
そういった計算をしていました。

普段の取引では限度額いっぱいまでロットをあげることなどなく、ワンショットで損切りありというシステムを組んでいるため、「必要証拠金がナンピンの度に増加しそれによってロスカットまでの余裕分を逼迫させる」という状況を考えていなかったのです。

今回の場合、ナンピンを4回した時点でDDが預け入れ資産の50%までしか許容できない状態になりました。

また証拠金が増えると他のポジションを持ってカバーするという手段も使えず、ただただ相場が戻ってくれるのを祈るという事態になります。
私は賭けすぎていたのです。

3.上記計算ミスがあったにも関わらずシステムを止めなかった

計算ミスに気づいたのは含み損が30万円を越えたあたりでした。
想定していた最大DDが20万円なのでさすがに50%超のブレはおかしいと思ったのがきっかけです。

本来であればそこで損切るべきだったのですが、金額は想定を越えていてもナンピン回数がまだ越えていなかったため、追加入金しておけばあと2回程度で戻るだろうと高を括っていたのです。
最終的にカットした確定損は65万円なので、それがいかに愚かな選択だったかが分かります。

4.自分の能力を過大評価し、Lotを上げてしまった

上記様々なミスに加えて最大の要因はLotを必要以上に上げてしまったことです。

当時はヒロセ通商の食品キャンペーンを狙って取引していたのですが、取引枚数に応じて内容が変わるため「できるだけ多く取引して条件を上げてやろう」というスケベ心が働いてしまいました。

普段は利益を多く取るより損失を抑えることを優先する慎重派を自認しているのですが、今回はまんまと担がれてしまいました。
まだまだ欲を捨て切れていなかったということです。

反省と今後について

こうしたミスが重なった結果私は破産しました。
このまま無限に追加入金すればいずれは助かったでしょうが、政府が特に対策について明言しませんでしたので損を確定させることにしました。

ここまで損を拡大させたのは私の怠慢です。
少し時間が経ってから、時系列を追って取引内容を振り返りたいと思います。

→書きました。「自戒 -負け戦を振り返る-

教訓は生かさなければ意味がありません。
自分の認識の甘さを反省すると共に、ひとまずシステムの設計からやり直したいと思います。

またやってみて分かったのですが、手動で売買注文を入れること、twitterで取引状況を毎回報告をするのは自分にはかなり面倒だったということです。
ヒロセ通商でも新規注文までなら自動化できるのですが、ナンピンやポジション調整までは自分の技術力では無理です。

ですので次のナンピン戦略ファンドはMT4でEAを作成し完全自動売買にします。
売買報告はtwitterで連動できるみたいですし。

ヒロセ通商のキャンペーンはブログネタになるので続けていきたかったのですが、トレードバトルの商品獲得条件も最低30万通貨になってしまったので今回でヒロセ通商からは手を引くことにします。

でも・・・「ヒロセ カレー」とかで検索してこのブログに来る人が結構多い(なぜか検索順位が3位とかなので)ためネタ作りにそのうち戻ってくるかもしれません・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

書評
道具としてのファイナンス
Amazonで詳細を見る
道具としてのファイナンス
石野雄一(著)
★★★★☆(4/5)
私が経済学部生だった頃、ファイナンスの授業で教科書として使われていました。
当時の先生が「これほど分かりやすいファイナンス本は今までなかった」と絶賛していたのをよく覚えています。
凡庸な生徒だった私に「ブラック=ショールズ・モデルなんて簡単だ」と錯覚させるくらい分かりやすい説明で、
現在価値とは何か、リスクの定義、分散投資の考え方、企業価値評価、最適資本構成、債券、デリバティブまで幅広い知識を教えてくれます。
しかしまえがきにもあるように、この本はビジネスパーソン向けに表層的な知識を噛み砕いて説明するために書かれた本です。
厳密にファイナンスを学びたい方や、実務に組み込みたいような方にはもっと適切な本があると思います。
あくまでもファイナンスを学ぶためのとっかかりとして読むのが正解だと思います。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

   
人生初ロスカット
ページ先頭へ