私はwkhtmltopdfを使って他人のブログをPDFにして読んでいます(前編)

軌道修正

前回の記事をアップしたのは昨年の12/28、今は6月です。
そして1/4にツイートした本年の目標

・・・オワタ。
半年間放置プレイをかましてしまいました。
よくよく考えると日記も1日坊主でやめるような人間が定期的にブログ更新なんてできるはずなかったです。

私は他人に厳しく自分に甘い男です。
本来なら自らを叱責し心を入れ替えるべきなのでしょうが、どうやらそれは性格上できそうにありません。

なので上記ツイートはなかったことにします。
「今までどおりマイペースに気が向いた時だけ更新する!」「二度と自分を追い込むようなことは言わない!」と心に誓いました。
そして今回は気が向いたので記事を書くことにします。

記事の内容について

数多くの広告を作ってきた著者がアイデアを生み出す秘訣を書いた「アイデアのつくり方」という本があります。
初版が出た1940年~現在まで売れ続けている大ベストセラーになります。

アイデアのつくり方
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~Amazonの商品説明より引用~
内容(「BOOK」データベースより)
60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。

レビュー
この小さくて薄い本は、1939年に大学院の講義で紹介され、1965年の初版が刊行された半世紀の歴史を持つ不朽の名著である。
著者のジェームス・W・ヤングは、前書きで次のように述べる。

「このテーマは本来専門の心理学者の手がけるべきものだが、私は心理学者ではない。従って私のこの小論は、人がアイデアと呼んできたものを作り仕事でくらしをたてる以外に能がなかった人間の個人的な経験談としての価値しかない。」

ヤングは、少年時代から数々の仕事を経験した後、26歳で広告業界に身を投じ、数々の斬新な広告のアイデアで頭角を表したが、42歳という若さで引退している。

本書は、「人はどのようにしてアイデアを手に入れることができるのか」という疑問に正面から答えようとしており、2つの原理を出発点としている。
一つ目は、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」そしてもう一つは、「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」というものだ。
当たり前のようにも感じるが、原則なのだから当たり前で良いのだろう。
著者はこう論じる。
アイデアは、「材料収集」→「材料の消化」→「孵(ふ)化」→「誕生」→「検証と発展」という過程で作られる、と。

この中では、「孵化」の部分が特徴的だ。
つまり、あれこれと情報を加工して思考を巡らせた後で、問題を放り出し、できるだけ問題を心の外に追い出してしまうのである。
そして、十分に孵化した時点で、「ふとした瞬間」にあたるアイデアの誕生の時が自然にやってくるのだという。

なるほど、確かに問題にぶち当たって、考えに考え抜いている時には、ちっとも良いアイデアが浮かばない。
が、その問題を忘れた頃、何気ない瞬間に不意に「わかった! これだ!」ということを多くの人が何度も経験しているのではないだろうか。
ところで、本書の解説を地球物理学者の竹内均氏が書いているが、その中にも興味深い記述がある。
「ある問題について本を書くには、その問題に関係した話題を約100集めればよい。
一冊あたり原稿用紙の数約300枚を約100で割ると、1つの話題あたりの原稿用紙の枚数は約3枚になる。

これは新聞の連載小説1回(1日)分の原稿量でもある。
というわけで私は、ある問題に関係した1つの話題を原稿用紙3枚にまとめたものを断片と呼び、こういった断片をうまずたゆまず作り続けている」という“下り”である。
ちなみに、この本の紹介文も1冊の本あたりそれぞれ原稿用紙3枚程度となっている。
1つの事柄を解説し、言いたいことを伝えるのに、長くもなく短くもない、丁度よい長さではないかと自分では思っているのだが、読者の皆さんはいかがだろうか。 –Nikkei BP Net/ 内山悟志

著者について
アメリカ最大の広告代理店・トンプソン社の常任最高顧問、
アメリカ広告代理業界の会長などを歴任。
広告審議会の設立者で元チェアマン。

もちろん私も読みました。
中身は商品説明に書かれていることがほぼ全てです(なので購入する必要は・・・)
つまり「アイデアとは既存の要素の組み合わせ」であり、「その元となる材料を数多く収集することが必要」なんですね。

良いアイデアを出すためにひたすらインプットを繰返す、これはトレーディングを考える際も同じだと思います。
自らの思考のみで優位性のあるロジックが生まれる人なんて一部の天才だけで(そんな人はそもそもいないのかもしれないが)、私のような凡人はひたすらアイデアの種を集める必要があるのです。

トレーディングアイデアの種が落ちてそうな場所はたくさんあります。
本、動画、セミナーなどなど・・・その中でも「ブログ」というのはかなり良い種が落ちている気がします。
勝ってる人はもちろんのこと、負けた人のブログでもその敗因を研究することで自分のトレードに生かすことができるはずです。

この記事ではアイデアの種である「ブログ」を効率的に収集する方法を前編・後編・番外編に分けて解説していきます。

PDFにすると超便利

他人のブログで「これは素晴らしい記事だ!ぜひ保存しておきたい!」なんてことありますよね。
私の場合、以前はPocketやEvernoteに内容をコピーして後から読んでいました。

でもこのやり方って超不便です。
読書をする時には赤ペンでいろいろ書き込みしながら読みたい派なので結構ストレスを感じていました。

そのためどうしても書き込みして残したい記事はわざわざ印刷してそれをスキャナで読み取るということもしていました。
今でも書籍はScanSnapで自炊しています。

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自炊でPDF化すると

ブログのPDF化

こんな感じで大事なところにチェックしたり簡単なメモを残しておけるので、読み直しする時にとても良いんです。
Kindleなどの電子書籍リーダーでも同じようなことはできますが、自由度の高さを考えると自分は断然PDF派です。

ただWebのPDF化についてはやり方が分からなかったのと、「印刷→書き込み→スキャンでもそこまで大変じゃないし、調べるの面倒だからとりあえずはこのままでいいかな」とやり方を変えるまでには至りませんでした。
そんな折、時々見ていたある投資家のブログが閉鎖されてしまうという事件が起こります(それについて書いた記事

ブログが突然閉鎖することはよくありますが、もし自分がまだ読んでいない記事の中に将来大きく育つアイデアの種があったとしたら・・・
「こりゃめぼしいブログは保存しておかないと後悔することになるな」と思い直し、気になるブログは逐一PDF化して保管することにしました。

何か効率のいい方法はないかと色々検索したのですが、プログラミング初級者には難易度の高そうなものしか見あたりません。
(システムトレーダーと名乗ってはいますが、トレーディングに最低限必要なこと以外はよく分からないのです)
かといってノンプログラマでもできそうなのは印刷ダイアログでPDFに出力したり、専用ページにURLを一個一個入力していくクソみたいな方法だけでした。

「できるだけ楽して綺麗に保存できるやり方はないか?」そうやっていろいろ調べているうちにとあるフリーソフトに出会いました。
それが今回紹介する「wkhtmltopdf 」です。

このソフトは、サイトのURLを渡して実行してやるだけで簡単にPDFに出力してくれるという非常に優れたソフトです。
しかし日本語かつノンプログラマ向けに書かれた記事は全くありませんでした(プログラマ向けには紹介ページもそこそこあるのですが)

恐らく
1.マニュアルが英語
2.コマンドで呼び出す必要がある。そのやり方が分からない人が多い。
のが理由だと思います。

せっかく素晴らしいソフトがあっても、使い方が分からなければ紹介しようがありません。
多くのノンプログラマには敷居が高いんだと思います。

なので、そうした知識のない人でもある程度操作できるような説明記事を書こうと思いました。
文章が長くなりそうなので、記事を(前編)(後編)(番外編)に分けることにします。

前編
この下にあります。ソフトのDLと基本的な使い方の説明です。

後編
これは別記事で書きます。
EXCEL+VBAを使用して連続して取得する方法を解説します。
なぜEXCEL+VBAなのか?ですが、大体の方がPCに入れているし管理がしやすいからです。
ちょっとだけプログラミングが必要ですが、連続自動取得は魅力だと思いますので解説することにします。

番外編
これも別記事で書きます。
ブログの全記事を見つけるためのTIPSです。
使っているブログ会社によってURLに特長がありますので自分用の備忘録として残しておきます。

プログラミングができる人から見れば「それは効率悪いよ」「もっといいやり方あるよ」といった部分もあるかと思いますが、「コマンドってなに?」というような人に向けての記事ですので暖かい目で見守ってください。

ノンプログラマでも分かるwkhtmltopdfの使用方法

想定環境

Windows7 64bit
EXCELくらいなら多少触れるが、プログラムについてはよく分からないという人

ソフトをダウンロードしよう

まずはホームページに行きます。

右上の「Downloads」から配布ページに入り・・・

wkhtmltopdf_1

安定版をDLします。

wkhtmltopdf_2

DLした「wkhtmltox-0.12.3.2_msvc2013-win64.exe(バージョンによって名前は異なる)」を実行。
規約に同意したら「I Agree」を押します。

wkhtmltopdf_3

ソフトの設置場所はデフォルトで良いですが、必要に応じて変更してください。

wkhtmltopdf_4

完了したら閉じます(お疲れ様でした)

wkhtmltopdf_5

URLを渡せば勝手にPDFにしてくれる

後は何かしらのプログラムから「設置場所\bin」フォルダにある「wkhtmltopdf.exe」を呼び出しURLを渡してやればPDF化してくれます。

書き方は「exeファイル PDF化したいURL 作成場所\PDF名」です
例えば
・exeファイルが「C:\Program Files\wkhtmltopdf\bin」フォルダにあって、
・「http://nanpin.tokyo/archives/1204」のURLを
・「C:\Users\hoge\Desktop」に「test」という名前のPDFとして作成したい場合

C:\Program Files\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exe http://nanpin.tokyo/archives/1204 C:\Users\hoge\Desktop\test.pdf

という内容を実行してやればいいということになります(スペースは半角)
※この記事では「\」と「¥」が混在していますが、どちらもバックスラッシュ(半角状態でキーボード右下の「ろ」を押す)を表しています。

どのように実行するか?ですが、ここではコマンドプロンプトを使ってやってみましょう。
「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を立ち上げてください。

wkhtmltopdf_9
するとこんな画面が立ち上がるはずです。
「C:\」の部分が「C:\Users\○○」となっているかもしれませんがそのままで大丈夫です。

そして先ほどのコマンドを入力します。

C:\PROGRA~1\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exe http://nanpin.tokyo/archives/1204 C:\Users\hoge\Desktop\test.pdf

※このままコピペしても実行できません。ユーザー名(hoge)などの値を適宜変更してください。
※一旦メモ帳などで編集しておいて、それをコピー→右クリックで貼り付けした方が楽だと思います。

wkhtmltopdf_6

ここでC:\Program Files\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exeでなくC:\PROGRA~1\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exeとなっていることに注意してください。
諸事情によりコマンドから他プログラムを起動する時はPROGRA~1(~はチルダです。出し方はこちら)としなければいけません。
詳しくはこちらを読んでください。

すると
wkhtmltopdf_7

こんな感じで処理が始まるはずです。
ちゃんと指定した場所にお目当てのPDFができていれば成功です。

応用編

このソフトにはいろんなオプションがあり、それらを使用すると様々なPDFを作成できます。
マニュアルはこちら

実行値の後、半角スペースをおいてオプションをつけることで有効になります。
私が使うのは「--disable-external-links(リンクさせない)」くらいで、あとは「--zoom(ズーム)」をたまに使う程度です。

C:\PROGRA~1\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exe --disable-external-links http://nanpin.tokyo/archives/1204 C:\Users\hoge\Desktop\test.pdf

みたいに、実行値と入力値の間に半角スペースを挟んで書けばOKです。
複数のオプションも半角スペースで続けて書けば有効になります。

C:\PROGRA~1\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exe --disable-external-links --zoom 1.5 http://nanpin.tokyo/archives/1204 C:\Users\hoge\Desktop\test.pdf

↑を実行すると「リンクなし、1.5倍に拡大」したPDFが作成されます。

他にもいろいろあるので試してみてください。

後編はまた気が向いたら書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

追記 モバイル用ページで作成してしまう場合

大切なことを言い忘れていました。
上記コードにて私のブログをPDF化すると以下のようにPDFが作成されるのですが

--viewport-size_1

これってモバイル用ページなんですね。
このブログはレスポンシブデザインを採用していますので、PCとスマフォで表示する画面が違うんです。

これを直すには「--viewport-size」オプションで十分広い数値を設定してあげます。

C:\PROGRA~1\wkhtmltopdf\bin\wkhtmltopdf.exe --viewport-size 1280x1024 http://nanpin.tokyo/archives/1204 C:\Users\hoge\Desktop\test.pdf

※横x縦(px)になります。 横幅だけでも機能します。

--viewport-size_2

今度はちゃんとPC用ページで作成されました。

書評
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初歩からしっかり学ぶ  実習統計学入門 ~Excel演習でぐんぐん力がつく 涌井良幸(著),涌井貞美(著) ★★★☆☆(3/5) (編集中...)

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